A Whole New Mind ~ 新しい全体思考
時にはこんな書籍もいかが? (別に新刊でもないのですが、私は最近読んでホットなので。)
左脳に支配されているソフトウェアエンジニアリングの世界の方々へ。
そして、次世代へヒントを求めている方へ。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)

この本は、情報化社会(第三の波)後に来る「新しい大きなうねり」(第四の波)とそれに対処する生き方を示す書として注目を集めているようで、特にソフトウェアエンジニアの方には読んで欲しい内容です。情報化社会やITの時代はコモディティ化し、ソフトウェアエンジニア(情報処理技術者)がもてはやされる時代は終わり、コンセプチュアルな時代に移行。その時代を動かしていく力は、これまでと違った新しい思考やアプローチであり、そこで重要になるのがハイコンセプト、ハイタッチな能力であり、左脳主導の考え方を補う形で、右脳的な感性(Design, Story, Symphony, Empathy, Play, Meaning)が道を開く。コンセプチュアルな時代とは何か、ハイコンセプト、ハイタッチな能力って何か関しては、アマゾンの書評なり、ネット検索でもして頂くとして、ここでは省略します。
ブログタイトルの「A Whole New Mind」は原書の英語タイトルで、それがやけに気に入ったので付けてみました。「情報の時代」を引っ張ってきた「左脳的」能力は今でも重要ではありますが、もうそれだけでは十分でなく、創作力や共感といった右脳的な特質が差を決定つける重要な要素になる。ってことで、「A Whole New Mind:新しい全体思考」。Whole(全体)がいいかどうか分からないが、左脳に傾き過ぎてたし、もう左脳だけでは勝てないし生き辛いし、「New Mind(新しいマインド)」が必要とされているのはその通りだと思う。
あと、ナレッジワーカーとして、普通にソフトウェアエンジニア/プログラマが引き合いに出されているし。それも、ごく自然に。もはや専門的な職じゃなく代表的な職業ってわけね。情報化社会っても飽和状態で、普通にITに強いくらいでは生き残れない時代ってこと。左脳だけでももはや優位性にならないのでダメってこと。
ソフトウェアエンジニアはとにかく、ロジック的な思考アプローチとなりがちだし、そうじゃないと作ったソフトウェアは信頼できないのではありますが、ロジック的に納得いかないと判断や行動に移せないみたいなのもどうかと。ふと、そう思うのです。コンピュータだけでなく、生活とかどんな物事にも、すべてロジック組んで判断して生きてしまってると。
まあ、IQとEQみたいな、左脳と右脳みたいな話ではあるのですが、少し頭がほぐれた感じがします。少なくとも、今の時代の呪縛から逃れて閉塞感を打開するには、従来の延長線上で左脳でロジック組むよりも、新しいマインドとか、根本的な発想法や価値観を変えないとダメってところまで来ている感じはしますね。大胆な「CHANGE」が必要ですね。
「新しい技術や手法」も大事ですが、一方で、それよりも「新しいマインド」ですよー。

