最近、弊社のラボ活動として、新しく「軽量なプロジェクト管理フレームワーク&キット」をテーマに活動に取り組んでいます。
世の中には、プロジェクト管理の知識体系として有名なPMBOKがありますが、やはり一般的な表現になってしまいますが、「重厚」、つまり、ヘビーなわけです。ヘビーなプロジェクトには参考になるとは思うのですが、軽めのプロジェクトには、当然ながら、逆に重荷となるわけですね。そこで軽量なプロジェクト向けのマネジメントフレームワークとかが欲しいわけです。
それじゃあ、PMBOKとかをミニマムセットで使えば良いじゃん、いや、そうじゃなくって、軽量には軽量なりのフィットする枠組みがあるわけです。「大は小を兼ねる」と、心地が悪いのです。軽量という言葉がよろしくなければ、何を重視するかの観点が少し違うのです。あるいは「軽快」って用語なんてどうでしょう。
開発プロセスの領域では、ウォーターフォール型とかRUPとかの重厚(ヘビーウェイト)な開発プロセスに対して、「アジャイル」って呼ばれる軽量(ライトウェイト)な開発プロセスがありますが、別に「純粋なアジャイル」のプロジェクト管理のことを指しているわけではありません。テーマの空間領域が違いますからね。この表現でわかってもらえますかね。
どちらかと言うと、従来のオーソドックスなプロジェクト管理をベースに、軽量化したものとでも言いましょうか。少なくとも、「変化への柔軟性」とか「暗黙知」を前面に押し出すようなことはしないでしょうね。ドキュメントも書きますよ。ただし、軽量版ですが。
また別の観点で重要なポイントがありまして、「実践」で役に立つものを探求していきます。知識を身に着けたいだけであれば、本(書籍)を読めば良いわけです。本みたいな内容を活動成果としているわけではないです。出来れば、ドキュメントテンプレートなどで、「実践キット化」していく意図をもって活動しています。
そんな感じなラボ活動、テーマは「軽量なプロジェクト管理フレームワーク&キット」。こういうものには名前を与えてやる必要があります。コードネームってやつですね。
「M(エム)」ってので行きますか。「いろは」の”い”みたいな意味で、ManagementのM、マネジメントのM(エム)ぐらいは、押さえておきましょうってことと、軽量なのでMぐらいでManagementの完璧な全部は入れないよってこと。(あと、SMのMじゃないよって、トーク・ネタで使えるでしょうし。)
ということで、「Project M(エム)」ですが、スコープを絞ると、今のところ、以下のような感じとなっています。
・軽量(ライトウェイト)
小規模プロジェクト。規模の定義はしていませんし、規模というより、いろんな意味で、軽めのやつです。少なくとも、人命とか社会インフラに関わるようなミッションものではないこと。
・ソフトウェア開発プロジェクト
システム/ソフトウェア開発のプロジェクトを対象領域にしています。もっと絞るなら、一般的なオーダーメイド型の受注開発、いわゆる受託開発ってやつですね。プロジェクト管理一般論では分かりづらい。
・内なる欲求からのプロジェクト管理
組織的な品質保証への取り組みとか言ったような、第三者・外部からの監視・監査的視点ではなく、開発プロジェクトのメンバとして、内なる欲求から産み出されるプロジェクト管理。管理という用語が相応しくなければ、プロジェクトの計画と運営ものが中心となるでしょうね。
ちなみに、FMSCでは、開発プロセスの領域として「Recipes」と言う体系化されたパッケージがあります。いわば、開発プロセスのフレームワーク&キットですが、「M」は「Recipes」とダブルところもあるのですが、プロジェクトマネジメントのフレームワーク&キットです。
今のところ、そんな感じです。。。
以上、「軽量なプロジェクト管理フレームワークへの探究」、いや、「探究心」と言うよりも、これはエンジニアとしての「向上心」を持った意識的な取り組みですぞ。