仮想環境の最近のブログ記事

前回、MacBookの中に、「快適な仮想空間」を作ったところまで書きましたが、ホストOSであるLeopardを中心にするのが、最大の目標です。まずは、私が使っているものの中で、どうしてもWindowsでしか動かせないものを挙げてみます。

  • JDK1.4をベースとするもの(e.g. WebLogic 8.1)
  • Internet Explorer
  • 一部のMS Office文書
  • Adobe Acrobat(PDF Writer)
Office文書に関しては、ほとんどのものは、Office for Macで問題なく使えるのですが、以下のものについては、Windows版Officeでないと、正しく扱えないようです。

  • VBAマクロが含まれているもの
  • 複雑な描画を含むExcelワークシート
PDF Writerについては、MacOSXのプレビュー機能で事足りることがほとんどですが、WebページのハイパーリンクをPDFにそのまま引き継ぎたいような場合には、Acrobatが有用なので、そのまま使いたいところです。それも、Mac版のAcrobatを新たに購入すれば、解決できそうですが。。。

こうやって考えてみると、Windowsがないと困る場面というのは、意外と少ないですね。私の場合は、過去の資産と、Windowsでのみ使用可能な機能を積極的に利用しているものに集約されるので、VMware上のゲストOSとしてWindowsが動くようになっていれば、まったく問題ないです。私の作業の主体も、どんどんLeopardに比重が移ってきています。

今回の移行は、ここ最近のインターネット技術、ハードウェア性能、仮想マシン技術などの向上によって、実現することができたと思います。それと同時に、IT環境の中でのOSの位置づけが、かなり変わって来たことを、強く感じましたし、今後もその流れは止まらないかもしれないですね。

とりあえず、Windows環境を、仮想マシンとして移行する作業が完了し、私のMacBook(Core2Duo 2.4GHz + 4GBメモリ)の上では、3つのOSが同居することとなりました。
  • ホストOS: MacOSX Leopard
  • 仮想マシンA: ゲストOS=WindowsXP、メモリ: 1.25GB
  • 仮想マシンB: ゲストOS=Ubuntu Linux、メモリ: 384MB
これは、まるで3台のマシンをひとりで占有していると錯覚するような、楽しい環境ですが、快適に操作するためには、少しコツがいります。

キーボード/マウスショートカットのコンフリクトに関する問題を解決する。

デフォルトの設定では、VMware Fusionの仮想マシンを実行している場合でも、Leopard側で設定されているショートカットキーが、ゲストOS側の操作よりも優先されます。例えば、ゲストOSがWindowsの場合、control + クリックは、連続しない項目を複数選択ですが、MacOSXでは、マウス右クリックです。 そのままでは、[control + クリック]で、Explorerで連続しない複数ファイルを選択することができません。これを回避したい場合は、以下の通り設定しておくといいでしょう。

  • Expose、Spacesなどのショートカットキーを、commandキーとの併押下などに変更する。
  • VMware Fusionの環境設定で、「Mac OS マウスショートカットを有効にする」をOFFにする。

Spacesをうまく活用する。

VMware Fusion専用の操作スペースを用意することで、MacOSXとゲストOSの画面を、ワンタッチキー操作で行き来することができるようになります。まるで、一昔前のディスプレイ切換え装置を使っているようなイメージです。 ここまでの環境が作れただけでも、十分に移行した価値ありですね。あと、驚くべきは、ゲストOSのパフォーマンスです。旧PC(Centrino 1,4GHz + 2GBメモリ)にくらべて、JavaアプリケーションのAntビルドの所要時間が、30%から50%くらい速くなりました。 次回は、「Macでできることは、できるだけMacでやる」をテーマに、書いてみたいと思います。

Macへの移行を決断した、最も大きな「物理的」きっかけは、VMware Fusionが普通に動いているのを見て、今まで使っていたPCの環境を、そのまま移行できそうだと感じたことです。それによって、「それまで行っていた仕事を、そのまま継続できる環境を維持する。」という、最も重要な要件は満たされると確信しました。
実際の移行作業は、VMware社から提供されている、VMware Converterという移行ツールを使って行いました。VMware Converterは、大きく分けると以下の3パターンの環境から、VMwareの仮想マシンに変換することができます。


  • 動作している物理マシンを丸ごと

  • VirtualPC などの他の形式の仮想マシン

  • Symantec Ghostなどで作られた、フルバックアップイメージ
VMware Converterを使用することで、ふつうなら上記のいずれかで簡単に、仮想マシンを作成することができます。ところが、私の場合は、ちょっとの事前準備が足りず、ストレートには行うことができなかったのです。そのときの反省を踏まえ、実際にやってみたことを、簡単にまとめてみました。

元のPCで使用していたVMware仮想マシンの切り出し
以前の投稿 で書きましたが、Ubuntu Linux + Oracle XEという組合せの仮想マシンを使っていました。それはそのままMacBookにコピーし、VMware Fusionで単純に開くだけで、すぐに起動することができました。VMware Toolsのアップデートを促すメッセージが出るので、ヘルプドキュメントの「VMware Tools のインストールとアップデート」に従って実行すれば移行完了です。これは簡単ですね。実はそもそも、この仮想マシンを作っておいたのは、Macへの移行を簡単にするための布石だったので、その狙いはみごとにヒットしました。

動作中のPC環境を丸ごと移行する方法にチャレンジ
まずは、移行元のPCに、VMware Converterをインストールし、起動します。
あとは、VMware Converter 3.0 User's Manual のP.31 [VMware Converterによるマシンのインポート]にしたがって操作していきます。

手順1:ソースの選択
[ソースとして物理マシンを選択する]が、このパターンに該当します。

手順2:新規仮想マシンのデスティネーションの選択
[ソース マシンとしてWorkstation仮想マシンをインポートする]で出力先などの設定を行います。

インポート タスク作成の終了
ここまでたどり着けば、あとはそのまま終わるまで放置します。かなり時間がかかるので、金曜日の夜に実施することをお奨めします!

私は、出力先として、とりあえず手持ちの2.5inのUSB外付けHDDを使用したのですが、何度やっても途中でエラーが発生して、最初の週末は、移行を断念しました。そのHDDへの書き込み処理が遅延したことが原因だったようです。後日、弊社の別のメンバーが、もっと性能がいいHDDを購入し、それを使ったところ、何の問題もなく成功したようです。私も事前に用意しておけばよかったと反省しています。

Workaround
私は、普段のバックアップは、Norton Save & Restore を使っていました。次の週末に仕切り直しで、そのバックアップイメージからコンバートすることでようやく、Windows環境の移行が完了しました。初回起動時には、以下の2つのことをやる必要があるので、注意してください。
WindowsやOfficeのライセンス認証を行うことが要求される。
VMware Toolsのインストールを促すメッセージが出るのでインストールする。

とりあえず、元のPCの中身がほぼそっくり復元することができ、物理的な要件である、業務に支障なしの状態を作れたので、第一段階終了です。
次回は、「Macでできることは、できるだけMacでやる。」というテーマで行ったことを書いてみたいと思います。